
アメリカカンザイシロアリの羽アリが発生中です!
2025年09月12日 06:18
こんにちは。ダスキン雪ノ下の安達です。
「シロアリって、ジメジメした床下にいるんじゃないの?」
そんなイメージ、ありませんか?
実はここ数年、“乾燥した木材”をエサにするシロアリの被害が急増しています。
その名も――アメリカカンザイシロアリ。
このシロアリ、従来の“湿気を好む地下シロアリ”とはまったく違う性質を持っています。
今回は、この外来種シロアリの特徴と注意点について、改めてご紹介します。
湿気はいらない。だから気づきにくい
アメリカカンザイシロアリは、名前の通りアメリカ原産の乾材シロアリ。
“乾いた木材”の内部をエサにするため、床下だけでなく、壁の中・屋根裏・天井裏・2階部分など、目につきにくい場所でも被害が進行します。
また、加湿器や湿気対策をしているご家庭でも関係ありません。
むしろ、「うちは新しいから大丈夫」と油断している方こそ、注意が必要です。
羽アリが出たときには、すでに手遅れ?
アメリカカンザイシロアリの被害は、表面にあまり現れず、内部がスカスカになって初めて発覚するケースが多いです。
そして、羽アリの発生=巣の成熟のサイン。
室内で見かけたときには、すでに構造材の深部まで食害が進んでいることも。
さらにこのシロアリは、「乾材の中に巣を作り、自ら移動して広がる」特性があるため、放置すると家全体に被害が広がるリスクもあります。
普通のシロアリ対策では防げません
「じゃあ、市販のシロアリ薬剤をまけば大丈夫?」と思われがちですが、
実は、アメリカカンザイシロアリは従来の“土壌処理型”の対策では効果が薄いのです。
床下からではなく木材そのものの中に潜んでいるため、目視や簡易調査では発見が難しく、
被害に気づいたときには、すでに複数箇所で進行している…ということも珍しくありません。
早期発見のポイントは?
以下のような症状があれば、早めの点検をおすすめします:
窓際・天井付近に小さな羽アリが出た
家具や柱の近くに木くずや粉のようなフンが落ちている
木を叩くと空洞音がする
被害箇所に触れると簡単に崩れる
もし1つでも心当たりがあれば、お早めにご相談ください。
ダスキン雪ノ下では、地域密着型のサポートで被害が無くなるまで繰り返し訪問作業いたします。
当店では、アメリカカンザイシロアリに対応した調査・駆除技術を導入しています。
室内での被害が疑われる場合も、天井裏や壁の中などへのアプローチも含めて、外部業者とタイアップしながら点検やサポートを行います。